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ねじのお役立ち情報
ねじの種類と特徴
ねじ屋の基礎知識
ねじの種類
ねじは、設計や使用目的に合わせて多くの種類があります。
代表的なねじの種類をご紹介します。
- ボルト
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ねじ山が円筒または円すいの外側(外面)にあるおねじ部品です。 一般的にスパナやレンチを使って締め付けます。 ボルトの頭部が六角形となっている『六角ボルト(JIS B 1180)』は、自動車や建築などさまざまな機械構造物に使用されています。 |
- ナット
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ねじ山が円筒または円すいの内側(面)にあるめねじ部品です。 主にボルトと組み合わせて、間にある部品を締め付けて固定します。 |
- 小ねじ
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外径が比較的小さい頭つきおねじ部品です。 なべ、さら、トラスなどさまざまな頭部の種類があります。 主に小さな機械部品の締結に使用します。 |
- 袋ナット(キャップナット)
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ナットの片面を半球状のキャップで密閉していて、ネジ穴が貫通していないナットです。 キャップ内部は空洞であるため、ボルトの先端部の飛び出しを防ぎます。 キャップ表面が美しくなめらかであるため、装飾用としても使用されています。 |
- インサートナット
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樹脂など軟質素材に埋め込んで、素材同士の接合部を強化する目的に用いるナットです。 当社では、成型後に後埋めが可能な「アウトサートナット」や、ゆるみ止め機能をプラスした「キャップ付きインサートナット」も取り扱っています。 |
- インサートボルト
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ねじ頭部を樹脂に埋め込んだ後、めねじ部品と組み合わせて、固定する目的に用いるボルトです。 樹脂と同時成型するインサートタイプと後埋め可能なアウトサートタイプがあります。 |
- セムス(組付け)ねじ
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ワッシャー(座金)を組み込んだねじ。座金をセットする工程を削減できます。 ゆるみ止めや相手部材の座屈防止用として使用します。 |
- タッピングねじ
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ねじの先端部が尖っていたり、テーパー加工されているねじです。 めねじが無い下穴に直接ねじ込み、相手部材をねじ穴加工しながら締結します。 |
- 溶接ナット・ボルト(ウェルドナット・ボルト)
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座面に突起部を設け、鋼板に溶接して用いるボルト・ナットです。 自動車のボディなど薄い金属板と部品との締結に使用します。 |
- スタッドボルト
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両端にねじ部を持つボルトです。 自動車のホイールを固定するときなどに使用します。 |
- ピン・ブッシュ
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穴に差し込んで、継手、位置決め、回り止めの目的に用いる 棒状、または筒状の部品です。 |
- カラー
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相手非金属や樹脂に差し込み、座屈防止の目的に用いる円筒状の部品です。 ストレートやフランジ(ツバ付き)など、さまざまな形のカラーがあります。 |
- リベット
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軸部と胴部からなる、ねじ山がない部品です。穴が開いた部材に差し込み、専用工具で反対側の軸部をカシメて、結合させます。 |
用途に合わせて、さまざまなねじをご提供いたします。
お見積や技術的なご相談など、お気軽にお問合せください。