第一工業株式会社 鋲螺事業部

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ねじのお役立ち情報

軽量化をサポート。樹脂製品の締結を支える「インサートナットの基礎知識」教えます。

インサートナットのキホン教えます。
インサートナットの種類や使い方がわかる『技術資料』です。

インサートナット樹脂用締結部品です。
樹脂に埋め込んで「ボルト」+「ナット」の締結を可能にします。

素材の樹脂化が進む

軽量化を目的に、さまざまな分野で素材の樹脂化が進んでいます。
近年は、「エンプラ(エンジニアリングプラスチック)」と呼ばれる高強度や耐熱性を備えた樹脂も使用されています。
さらに、難燃性や耐溶剤性を備えた高性能のスーパーエンプラと呼ばれる樹脂も開発されています。
使用環境要件で、樹脂が使用できなかった製品/部品を、軽量で大量に成型できる樹脂製に変更する動きが加速しています。

EVなどの次世代自動車でも、燃費に直結する軽量化は重要視されています。
金属よりも軽い樹脂に変更する、「素材の樹脂化」がさらに進むと見込まれています。

樹脂の締結

軽くて、扱いやすくて、大量成型しやすい樹脂も、締結は大きな課題です。
従来の鉄製の部品と同じトルクで締結すると、樹脂が割れたり変形したりして、締結がゆるみます。

「樹脂の締結」の種類


 

【クリップ】
同じ樹脂製クリップで固定する。
取付けは簡単であるが、取り外しは簡単にできないことが多い。
専用工具が必要であったり、取り外すと破損したりして使えないこともある。
締結強度はあまり高くない。

 


【溶着】
振動溶着など、樹脂と樹脂に力を加えて接着する。
締結強度は高い。
一旦締結すると、締結部を破壊しない限り外せない。


【ねじ止め】
ボルトとナットで締結する。
締結後も、ねじにより脱着可能。
金属に比べて樹脂の方が強度が弱く、そのままでは、樹脂が割れたり変形したりすることがある。

 

インサートナットを使うメリット

インサートナットは「樹脂用締結部品」です。
鉄よりも軟質素材の樹脂に埋め込んで、接合部の締結力を高めます。

樹脂は、金属と比べると機械的強度が低く、樹脂製品をそのまま金属製のねじで締結すると、樹脂が割れたり変形したりして締結がゆるみ、接合部が外れてしまうことがあります。
金属製のインサートナットを樹脂に埋め込むことで、挿入されたナットとボルトでの締結が可能になります。
樹脂が割れたり変形したりすることを防ぎ、接合部の強度を確保します。

ねじを使って締結することで、部品の脱着が可能になります。
メンテナンスなどで脱着が必要な場合には、必須の締結方法です。

インサートナットの基礎知識

インサートナットの基礎知識がわかる資料を公開しています。
樹脂の締結を支えるインサートナットのキホンを、イラスト付きで分かりやすく説明します。

【掲載内容】

  • インサートナットとは
  • インサートナットの使い方(埋め込み方法の違い)
  • インサートナットの材料
  • 樹脂の種類・特徴とインサートナットの関係

インサートナットの基礎知識が知りたい方は、こちらからご覧ください。

技術資料「インサートナットの基礎知識」を見る 

樹脂製品を高トルクで締付ける

従来の金属製部品から樹脂製部品に置き替えた場合、困るのが締付けトルクです。
同じ高トルクでの締付けをすると、ナットが共回り(空回り)して、樹脂製品を壊してしまう・・・
そんなお困りごとはありませんか?

インサートナットの特殊形状で、樹脂に埋め込んだ時の耐トルク性能と抜け強度を大幅にアップした製品群があります。
ナットの「共回り」など樹脂製品の締結にお困りの方は、お気軽にご相談ください。

樹脂の締結について聞きたいことがある

高トルクでの締付けに対応できる製品群は、こちらからご覧ください。
樹脂製品の締結を支えます。

高トルク締付けに対応する樹脂用製品群を見る