Blog
ねじのお役立ち情報
インサートナットの埋め込み方法:インサートナットとアウトサートナットの違い
ねじ屋の基礎知識
インサートナットの埋め込み方法:インサートとアウトサート
インサートナットの埋め込み方法には、大きく分けて「成型時インサート」と「成型後インサート(アウトサート)」の2種類があります。
ナットを樹脂に埋め込むタイミングによって「インサートナット」/「アウトサートナット」と呼び分けられています。
「成型時インサート」は、インサートナットを金型にセットした後に樹脂(プラスチック)を流し込んで埋め込む方法です。
インサートナットの周りに樹脂(プラスチック)が流れ込み同時成型されるため、しっかり固定されます。
熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂のどちらでも使用可能です。
「成型後インサート(アウトサート)」は、成型済みの樹脂(プラスチック)に埋め込む方法です。
成型後に埋め込む位置を決められるため、設計の自由度が広がる、取り扱いしやすいなどのメリットがあります。
圧入方法により、熱可塑性樹脂・熱硬化性樹脂の制限があります。
<熱可塑性樹脂>熱圧入/超音波圧入
<熱硬化性樹脂>冷間圧入/拡張式
高トルク対応アウトサートナットを見る
当社では、頭部の特殊八角形形状により、高いトルクで締め付けても、ナットの共回りを防ぐインサートナットシリーズを開発しています。
「共回り」でお困りの方は、是非ご相談ください。
インサートナットの使い方や、樹脂の種類とインサートナットの関係など、「インサートナットの基礎知識」がわかる技術資料もあります。
インサートナットについて詳しく知りたい方は、是非ご覧ください。